「〇〇警察署です」「市役所です」突然の電話に動揺しないで!
「こちら〇〇警察署の生活安全課ですが、あなたの銀行口座が犯罪に使われています」「市役所保険課です。医療費の還付があります」
こんな電話が突然ご自身のスマートフォンや実家の固定電話にかかってきたら、誰でもパニックになってしまうでしょう。しかし、これは警察や役所といった「公的機関(権威)」を名乗って人々を信用させ、お金を騙し取る極めて悪質な特殊詐欺の手口です。
公的機関を名乗る悪質な「還付金詐欺」「架空請求」の手口
詐欺グループは、本物と勘違いさせるために巧妙なシナリオを用意しています。以下は現在多発している代表的なパターンです。
手口1:警察官を装う「あなたの口座が犯罪に使われている」
「犯罪グループを逮捕したところ、あなたの名義の口座が不正に利用されていることが判明した。口座を凍結する必要があるため、すぐにキャッシュカードを警察官(または金融庁の職員)に預けてほしい」と要求してきます。後ほど偽の私服警官が自宅を訪れ、カードを騙し取ってあっという間に現金を引き出されてしまいます。
手口2:市役所職員を装う「医療費(保険料)の還付金がある」
「過去の医療費(あるいは税金)の過払い金があり、今日中に手続きをしないと還付金が受け取れない。これから指定するATMに行って、案内に従って操作してほしい」と急かしてきます。騙されてATMを操作すると、還付金を受け取るどころか、逆に犯人の口座へ全額振り込んでしまう仕組みです。
共通する罠:焦らせてATMへ誘導したり、暗証番号を聞き出す
これらの手口の共通点は、「今日中に」「すぐに」とタイムリミットを設定して被害者を焦らせ、周囲に相談する隙を与えないことです。そして巧みに暗証番号を聞き出そうとします。
騙されないための絶対ルール!公的機関は電話でお金を要求しない
皆様に絶対に覚えておいていただきたいルールがあります。本物の警察署や市区町村の役場、金融庁が、電話で「ATMの操作」を指示したり、「暗証番号」を聞き出したり、「キャッシュカードを預かる」ことは絶対に(100%)ありません。
この要求が出た時点で、相手は確実に詐欺師です。
本当の警察?それとも詐欺?「迷惑電話検索」で正体を暴く手順
着信履歴に公的機関を思わせる名称や見知らぬ番号が残っていた場合、パニックになって折り返す前に以下の手順で本当の正体を確認してください。
1. かかってきた電話番号を「SearchNumber」で検索する
電話を切り、着信履歴の番号を「SearchNumber」で検索します。詐欺グループが使っている番号であれば、すでに「警察を名乗る詐欺です!」「市役所の還付金詐欺です」という生々しい口コミが多数投稿されています。
2. 警察署や役所の代表番号(末尾が0110等)か公式サイトで確認する
もし本当に警察官か確認したい場合は、着信履歴の番号に折り返すのではなく、インターネットで「〇〇警察署」と検索し、公式サイトに載っている代表番号へご自身でかけ直し、「〇〇課の〇〇さんから電話があったか」を確認してください。
3. 詐欺と判明したらすぐに「着信拒否」設定を行う
SearchNumberの検索により詐欺だと判明した番号は、二度とかかってこないように、スマートフォンの機能ですぐに「着信拒否」に設定してください。
まとめ:権威のある肩書きに騙されず、まずは検索して冷静な対処を
「警察」「市役所」という肩書きを聞くと、自分が何か悪いことをしたのではないかと萎縮してしまいがちですが、それは相手の思う壺です。
不安な電話がかかってきたときは、一度深呼吸をし、電話を切ってからSearchNumberで番号を検索するという冷静な行動を徹底して、詐欺の被害から大切な資産を守りましょう。