離れて暮らす親の詐欺被害を「物理的」に防ぐ
「高齢の親がオレオレ詐欺や悪質な押し買いに引っかからないか心配だ」という場合、親に「知らない番号には出ないでね」と言い聞かせるだけでは不十分です。最も確実なのは、実家の固定電話を「防犯機能(迷惑電話防止機能)付き電話機」にプレゼントして買い替えることです。
防犯電話機の必須機能3選
機種を選ぶ際は、以下の3機能が備わっているかを必ずチェックしてください。
1. 【録音警告(着信前のアナウンス)】機能
最重要機能。電話の呼び出し音が鳴る前に、相手に対して「この通話は防犯のため録音されます」という警告音声を自動で流します。特殊詐欺犯や悪徳業者は声を録音されることを極端に嫌うため、このアナウンスが流れた瞬間に電話を切ります(抑止率激高)。
2. 【迷惑電話データベースの自動照合・ブロック】機能
警察やトビラシステムズが提供する「ブラックリスト」とリアルタイムに通信し、危険な番号からの着信を完全に遮断(あるいは赤く光って「迷惑電話の疑い」と表示)する機能です。
※機種によっては別途月額サービス(トビラシステムズ連携等で月400円程度)の加入が必要なものがあります。
3. 【あんしんランプ(LEDお知らせ)】機能
電話帳(連絡先)に登録されている家族や友人からの着信時は緑色にランプが光り、登録されていない番号(不審者かもしれない番号)は赤色や黄色で点滅するなど、視覚的に「安全かどうか」を高齢者に伝える機能です。
購入後の「初期設定」は子供の役割
防犯電話機は高機能ゆえに、設定が複雑です。購入(プレゼント)したら、必ず帰省時などに子供(あなた)の手で、「ナンバーディスプレイ契約の確認」「電話帳の移行登録」「防犯機能のスイッチをオンにする」等の初期設定を代行してあげてください。