オレオレ詐欺のターゲットは「固定電話」
特殊詐欺(オレオレ詐欺、還付金詐欺)の被害者の多くは、固定電話を持つ高齢者世帯です。警察庁の統計によると、特殊詐欺の80%以上が固定電話への電話から始まっているとされています。スマートフォンを使いこなすのが難しい高齢者の方でも実践できる対策を、わかりやすく解説します。
まず番号を「検索」することが大切
固定電話に着信があり、そこに番号表示(ナンバーディスプレイ)があった場合、絶対にそのままリダイヤルしないでください。まずスマートフォンやパソコンを使って、その番号をSearchNumberなどの検索サイトで調べましょう。口コミに「詐欺の電話」「怪しい営業」などの書き込みがあれば、即座に着信拒否設定できます。
固定電話を迷惑電話から守る4段階の対策
第1段階:ナンバーディスプレイの契約
番号が表示されなければ検索することもできません。NTT東日本・西日本では高齢者世帯向けに無料提供している場合があります。まずここから始めましょう。月額400円程度で契約できます。
第2段階:留守番電話の常時設定
常に留守番電話に設定しておき、本当に重要な電話は録音を聞いてからかけ直す習慣をつける方法です。詐欺犯は録音されることを嫌うため、留守電後に切れることが多いです。
第3段階:防犯機能付き電話機への買い替え
最新の電話機には以下の機能が搭載されているものがあります:
- 着信時に「この通話は録音されます」と自動警告する機能
- ナショナル迷惑電話データベースと連携した自動ブロック機能
- 非通知・国際番号の自動拒否機能
パナソニックやシャープ等から1万〜2万円台で販売されています。
第4段階:通信会社の迷惑電話ブロックサービスの契約
NTTの「迷惑電話おことわりサービス」(月額220円)やau・ソフトバンク等の各キャリアが提供するブロックサービスに加入すると、通信ネットワーク側で危険な番号を自動的に遮断してくれます。
家族ができること:「合言葉」の設定
高齢の親御さんとの間で、家族しか知らない「合言葉」を事前に決めておくことも有効です。電話で家族を名乗る人物が現れたとき、この合言葉を聞けば本物かどうかの判断材料になります。
まとめ
固定電話への迷惑電話対策は、1段階ずつ着実に行うことが重要です。まずはナンバーディスプレイの契約と番号検索の習慣化から始めてください。家族でしっかり情報を共有することが、詐欺被害を防ぐ最大の武器です。